こんばんは!MANARIの溝渕です。
最近改めて
「自分を大切にすることと、地球を大切にすること」
について考えています。
未来を考えた際、いち生活者としても、いち事業者としても、地球のサスティナブルは切り離すことはできず。
いつもはセルフケアやクリームの使い方についてお届けしていますが、本日は趣を変えて
「コスメとSDGs」
についてお届けいたします。
今の大量生産・消費社会では、生きているだけで環境負荷をかけている側面は否めません。
でも、いち生活者がオーガニックやエシカルなものを使うと、その分、環境負荷は減ります。
オーガニックコスメ全般、またEVクリームについても、環境面から見るとどのような好影響につながるか知ることで
「わたし、地球によいことしてる〜!」
とウキウキで使って頂ければ幸いです!
1)ボタニカルコスメの価値
コスメを原料で大別すると2つ。石油由来原料と自然由来原料です。
販売されているコスメの9割以上は石油由来原料が使われています。
これはつまり、化石燃料が使われ二酸化炭素を排出することを意味します。
一方、植物をコスメ原料とする場合、植物は二酸化炭素を吸収するので、カーボンニュートラルに一役買うというわけです。
ご存知のとおり、EVクリームはビワの葉エキスやシアバターといった“植物原料のみでできた”ボタニカルコスメ。
原料となる植物の栽培が増えるほど、環境保全につながります。
2)オーガニックコスメの価値
有機栽培(オーガニック)とは
化学合成された農薬や肥料を使わずに、人と自然界にあるもの双方で、環境保全をしながら栽培する仕組みのこと。
書くのは簡単なのですが、その手間がかかることといったら!
私は昔、有機JAS農園を有していたオーガニックコスメメーカーにいたので、休日返上でよく草刈りに行ってました。
除草剤をまくかわりに、人力で草刈り。。。夏は特に大変です(泣)
(6年前、前職オーガニックコスメメーカーの有機JAS農園にて)
人手がいる有機栽培ですが、土壌の生態系は保たれますし、河川や川、ひいては海に農薬が流れ込まず、土、川、海をまもります。
有機栽培の原料をコスメに使用することは、有機栽培に奮闘する生産者を応援・リスペクトすること、環境保全につながります。
EVクリームで使用する原料は、シアバターとビワの葉以外はすべて有機栽培の認証がついているもの。
シアバターとビワの葉だけは、無農薬栽培です。
(どちらも20年以上無農薬栽培を継続)
有機認証を取得する方がもちろんのぞましいのですが、小さい工房の場合、認証機関に毎年支払う費用等が負担になります。
MANARIの場合は原料として優秀、かつお話を聞いて信頼できれば使わせてもらっています。
EVクリームは原料の全てが有機・無農薬なので、これはオーガニックコスメの中でも激レア。
ぜひ、自然と作り手のエネルギーまで味わっていただければと思います!!!
3)エシカルコスメの価値
「オーガニック」は環境文脈でよく使われますが、「エシカル」はもともとはフェアトレードのような人道的というニュアンスで使われていたと思います。
(最近は、オーガニックもエコも含む広義の意味での「エシカル」が一般的になっている印象)
EVクリームの場合、シアバターの産地は西アフリカのマリ。
実の収穫、天日干し、オイル抽出(コールドプレス)の工程をすべて現地の工房で行うことで、女性たちの雇用が生まれ自立促進につながっています。
また、長崎のビワの葉に関してはエキス抽出は化粧品工場で行いますが、栽培と加工は「障害者雇用を創出したい」という社会福祉法人グループのものを使わせていただいています。
化粧品大手と比較すると、規模は小さすぎでインパクトは大きくありません。
でも、選べならよりエシカルな方を選択したいという思いです。
コスメとSDGs
現状、EVクリームは下記のSDGs開発目標につながります。
1)貧困をなくそう
3)すべての人に健康と福祉を
12)つくる責任 つかう責任
14)海の豊かさを守ろう
15)陸の豊かさを守ろう
事業者がサスティナブルを意識した開発を行えば、ご利用いただく皆様は、ただ好きなものを選ぶだけでサスティナブルに寄与できます。
そして事業者を変えるのは、消費者。
買い物は投票と言われるのは、そのとおりだと思います。
〜編集後記〜
「ご自愛からはじめるエシカルを追求する」
まだ続くのか!!!
編集後記です(笑)
先日、エシカルに関心のある学生さんや20代前半のいわゆるZ世代とお話しする機会があり
エシカルの扉を開く窓口が30代以降の世代とはまた違っていると思いました。
オーガニック・エシカル商品を実際に購入している30〜40代(Y・X世代)は
健康問題や出産をきっかけとした、ヘルスケア意識の高まりがきっかけになることが多いです。
一方、Z世代は映画やドキュメンタリー、気候変動を実感した自らの経験等からエシカル・ヴィーガンに関心を寄せておりました。
現在、Z世代は購買力はありませんが、10年後、彼らが子育て世代になるときはまた、今よりもエシカルマーケットが広がっていくことを感じました。
と同時に。
MANARIをご利用いただいている層はY世代が多く
現状、仕事、家事、育児、地域活動、場合によっては介護等多忙で自分ケアが二の次になりがち。
とかく余裕がなくなりやすい世代です。
自分自分を大切にすることの延長線に、環境にいいがあるのが理想。
個人的にも、事業者としても
「ご自愛からはじめるエシカル」
を探求・追求したいと思いました。
それでは、長文におつきいあいいただき、ありがとうございました!
明日から2月、節分・立春と続きます。
元気にお過ごしくださいね^^