前回は「つまり毛穴とたるみ毛穴」についてお届けしました。
今回は、「つまり毛穴」を減らしていくための方法のひとつ、炭酸美容をご紹介したいと思います。
炭酸の働きをうまく活用すれば、お肌の機能を損なわず、本質的なアプローチができます。
毛穴と炭酸のおいしい関係
炭酸とは「二酸化炭素が溶けた水溶液」のこと。つまり、炭酸水の略です。
(ちなみに、気体の場合は炭酸ガス、固体の場合はドライアイス)
上の写真は手作り炭酸水ですが、液体の上澄に気泡があります。
これは、二酸化炭素が水に溶けきれず、液体から気体へと揮発中の様子。
しばらくすると、この気泡はなくなります。
でも、水の中には二酸化炭素が溶け込んでいるので、この液体は「H2O」ではなく、「H2CO3(炭酸水)」です。
そんな炭酸と「つまり毛穴」は大変好相性。
というのも、炭酸水を皮膚の表面につけることで、硬くなった角栓を柔らかくし、はがしやすくするからです。
ですので、炭酸水を拭き取り化粧水やコットンパックとして用いると、じょじょにつまり毛穴が目立たなくなります。
ちなみに私は、ノーメークの時に、手作り炭酸水で顔一面拭き取ってみたのですが、まっしろのコットンがうっすら茶色に。。。
ショックでした(泣)
日焼け止めの残りなのか、皮脂と汚れが混じり合ったものなのか。
炭酸のチカラ、おそるべしです。
手作り炭酸水(美容用)の作り方
そんな美容用炭酸水ですが、材料さえそろえば、作り方はとってもカンタン!
【用意するもの】
・食品グレードのクエン酸・・・小さじ2分の1
・食品グレードの重曹・・・小さじ2分の1
・容器(ガラス瓶かペットボトル、500mL以上)
・水(精製水/浄水/芳香蒸留水など)・・・400ml
・水と重曹を混ぜる器
※クエン酸と重曹はドラッグストアや薬局に売っています
※水は気にならなければ水道水でも可
【作り方】
1.器に水と重曹を入れ、重曹を混ぜながら溶かす
2.1を容器に入れる
3.クエン酸を入れる
4.シュワシュワと泡立ってくるので、すぐにキャップを閉める
5.気泡がなくなるまで待つ
美容用炭酸水の使い方
<拭き取り用化粧水として>
洗顔後、お顔を拭いた後、保湿前に使用。コットンになじませ拭き取る
<コットンパック>
コットンかシートマスクにたっぷり炭酸水をなじませ、10分程度パック
美容用炭酸水の注意点
1.すぐに保湿
炭酸水は保湿効果はないので、使用後はすぐに保湿。化粧水をつけてもよいですが、水分をお肌に残っているので、EVクリームの場合はこれひとつで大丈夫です。
2.炭酸水は冷蔵庫保存、2~3日程度で使い切る
防腐や炭酸ガスが抜けてしまう点を考慮し、2〜3日で使いきる分量でお作りください。
炭酸美容の中でも、炭酸水は1番お手軽なケア。
「つまり毛穴」が気になる方はぜひやってみてくださいね。