<要注意>とろみコスメで逆に乾燥

<要注意>とろみコスメで逆に乾燥

こんばんは、MANARIの溝渕です。

最近立て続けにあったお肌のご相談について、シェアさせていただきます。

高い保湿やエイジングケアを目的として、とろみのあるスキンケアアイテムを使っている方はぜひチェックにしてみてください!

 

とろみコスメ、実は浸透しづらい

とろみコスメ、実は浸透しづらい

相談内容はこんな感じ。

「お肌の乾燥が激しく、MANARIさんのEVクリームを使い始めました。

…ただ、化粧水・美容液のあとクリームを押しぬりしますと、なかなか上手く広がらずムラができてしまいます。どうすればいいでしょうか?」

こういう場合は成分を見た方が早いので、化粧水と美容液の全成分を送ってもらいました。

すると

化粧水、美容液2つとも

「ヒアルロン酸」

が入っていました。

(成分名はヒアルロン酸Na)

ヒアルロン酸は化粧水や美容液によく入っている水性保湿成分

粘性(とろみ)があり、1gで6リットルのの保水力をもつことで知られます。

ただ!

分子量が大きく肌に浸透しない。。。

肌感としては

【肌の角層内に浸透せず、肌表面に残る感じ】

になります。

ヒアルロン酸Naの入ったものを先に使う場合、EVクリームに限らず、その後のスキンケアアイテムがなんであれ浸透しづらくなります。

 

ヒアルロン酸が邪魔して、インナードライ

ヒアルロン酸が邪魔して、インナードライ

今回のご相談者さんは

●そもそも肌がカサカサ

●カサカサゆえ肌があれがち

ということでした。

これは今までヒアルロン酸入りの化粧水と美容液を使い、肌表面は潤ってたけれども、角質層内に水分や油分がいき渡っておらず

「インナードライ状態」

ということがうかがえました。

さらに。

これもすごくよくあることですが、化粧水と美容液の成分が似たり寄ったりで、2つつける意味はほとんどなし。

このような背景から、下記2案をご提案↓

【手持ちのアイテムを活かしたい場合】
1,ヒアルロン酸入りの化粧水をきちんと手で肌に押し当て、角質層にしっかり浸透させる
2.浸透しきったら、EVクリームをご自身の肌に必要と感じられる量をぬる


【肌状態から見る理想のスキンケア】
1.シャバシャバ系の水分の多い化粧水をたっぷりぬり肌に浸透させる
2.(必要と感じた場合のみ)お持ちのヒアルロン酸美容液をほんの少量使用
3.EVクリームをしっかり浸透させる

 

引き算で結果が出ることも多い

さて、結果はどうなったか?

20日後にLINEがきました。まずは手持ちのアイテムを活かした場合のケアを行なったそうで

「肌が生き返ったように弾力を取り戻して本当に最高すぎます!!!」

とのことでした。

(よかったです!)

 

年齢があがるほど乾燥が気になり、スキンケアにとろみのあるテクスチャーが求められがちですが

実はこのようなインナードライを招くこともあり、足すより引くスキンケアで結果がでることも往々にしてあります。

ヒアルロン酸の他に分子量が大きいものといえば、コラーゲン

これらの入ったとろみアイテムをスキンケアの最初にたっぷり使ってしまうと後に続くスキンケアの浸透を邪魔するため

使用する場合は、少量をしっかり浸透させることがおすすめです。

最初はシャバシャバの化粧水たっぷり肌にふくませ、その後少量、最後にEVクリームでフタをしてあげるのがよいと思います!

参考になれば幸いです!

もし何かご相談があれば、お気軽にLINEまで。

いよいよ春らしい気候になってきましたが、楽しい週末をお送りくださいね^^

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