MANARIの溝渕です。
化粧水開発が長らく続いておりますが、微調整の段階まではこぎつけております。
●肌あれ対応ラインのCool(鎮静)
●エイジングケアラインのWarm(活性)
週末、それぞれ化粧水の試作品が届きました!
Coolラインの化粧水処方はEVクリーム開発時からほぼ頭にあり
あとは最終的な香りや配合比率の調整なので今回も特に驚きはしなかったのですが・・・
驚いたのはエイジングケアラインのWarmの方!
右腕にウォームの化粧水、左腕にクールの化粧水をつけたのですが
右腕だけ中からジワジワ熱い!
(まさにウォーム 笑)
腕に触って熱くなっているということでなく、中が熱いんです。
夜、顔に試してみると顔全体、特に唇の血色がよくなりました。
「めちゃくちゃパワフル!」
「この血行促進は、私のエイジング肌に栄養をいきわたらすだろう」
と思えた一方で・・・
「効果が出すぎてしまっている」
という印象も受けました。
EVクリームウォームも、一部では「まゆげやまつげが伸びてきた」やら「円形脱毛のところから毛がはえてきた」やら
私としても開発段階で意図しないお声があがり驚いたことがありますが(笑)
今回のウォームの化粧水試作品はそれを軽く上回る実感があり、効果がシャープなんです。
(3日ぐらい使っていくと、肌奥で何やら活性する感覚に慣れるのか、熱いと感じなくなるのが不思議なところなのですが)
なぜ効果がシャープになったのか?
Warmラインはエイジングケアラインのため
「活性系の植物」
つまり
●細胞賦活
●血行促進
●女性ホルモン分泌へのアプローチ
に秀でた植物を集中させています。
そうすることで、ターンオーバー周期が遅くなるエイジング肌を活性化させ、明るい艶やかな肌へ導く狙いがありました。
MANARIの処方開発は独特で、植物療法の見地から植物を
●鎮静系植物(肌あれ対応Cool)
●活性系植物(エイジング対応Warm)
に分類し、WarmとCoolそれぞれのラインで相乗効果を生み出す植物の組み合わせを考えます。
この鎮静(陰性)と活性(陽性)を意識した処方組は
私がこれまで学んできたマクロビや漢方の根底にある「陰陽思想」からきています。
また、MANARIの化粧水は、水を一切使いません。
水よりも様々な栄養や機能を持ち合わせる
●ハーブ水(芳香蒸留水)と
●植物エキス
で構成されます。
MANARI独自の処方の考え方と、ハーブ水や植物エキスの効果があいまって、狙いどおりの化粧水ができたのですが
想像をこえて、効きすぎてしまったようです(汗)。
主役から脇役まで、役者(植物の役者ですが)がそろいすぎました。
惜しい気もしますが・・・これからもう少しゆるやかな機能、よい塩梅に、調整していきたいと思います。
大切なのは、毎日使える
ゆるやかなやさしい機能
効能が高いほどよいと思われがちですが、効能は裏を返せば毒ともいえます。
これは強い効能は私たちがもともと持っている
「自然治癒力」
(別名ホメオスタシス:恒常性維持機能)
を損なってしまうからです。
強い効能は副作用のリスクが高く、「短期使用」しかできません。
専門家の指示をうけ、用法・用量を守る必要ができきます。
もう、それは医薬品です。
そうではなく、化粧品は毎日使えて、私たちの自然治癒力をサポートしてくれるもの。
でもただやさしいだけでなく、衰えてきた肌の細胞、代謝機能をゆるやかに刺激し、水分を与え、ハリを出していくサポートするもの。
開発は遅れ気味ですが・・・
しっかり作っていくので楽しみにお待ちいただければ幸いです!
※これまでの化粧水開発 日記はこちら