新化粧水、クールラインの注目植物 #化粧水開発日記4

新化粧水、クールラインの注目植物 #化粧水開発日記4

発送とお問い合わせにてんやわんやとなってしまい、去年の夏から止ってしまっていた化粧水開発なのですが、、、

(すみません!)

倉庫を移管し、配送関連の仕組みの変更が落ち着いてきたこともあり、再び着手できるようになりました^^

※化粧水開発日記のバックナンバーはこちら

EVクリーム同様、化粧水も、クール、ベース、ウォームの3種を同時発売する予定です。

本日は、その中で「クールライン」で使う注目植物を一部ご紹介させていただきたいと思います!

 

びわの葉とラベンダーは踏襲

MANARIの原点はびわの葉にありますので、もちろん化粧水にも入れます^^

そしてもうひとつ。

ラベンダーもびわの葉に匹敵する!と感じている鎮静系植物なので、こちらもEVクリーム同様、使用予定です。

でも、もうひとつ、すごいのを入れます!

キハダ(オウバク)です!

キハダ、ご存知でしょうか?

キハダの樹皮は縄文遺跡から栗や樫の実とともに発掘されており、日本最古の生薬

このキハダ、生薬名は「オウバク(黄檗)」と言います。

キハダが「生薬のオウバク」と認定されるには、ベルベリンが1.2%以上含有される必要があります。(その他の基準もあり)

このオウバク、漢方的にどんな効能があるかというと、漢方用語で

「清熱」

と言います。

(熱を清める、つまり炎症をしずめる抗炎症・鎮静系ということです。なので、クールラインに入れたい植物なんです。)

オウバクの煎じ汁をさらに煮詰めた丸薬は、腹痛や下痢など胃腸薬(奈良の陀羅尼助や長野の百草)として昔は家庭の常備薬。

また、オウバクはニキビや湿疹肌に処方される「黄連解毒湯」というにがーーーい漢方薬にも入っています。

肌の場合、炎症がおこるとかゆみがひろがり、かきこわすことによって、菌が飛び火。

ニキビはそもそもアクネ菌が異常に増えた状態。

MANARIは医薬品でなく、化粧品なので、入れられる濃度には限度がありますが

肌のあれやすい方や、大人ニキビができやすい方に向けて

「鎮静系植物のビワと抗菌系植物のキハダ」

をひとつのアイテムにして、お届けしたかったのです。

 

キハダの植樹、採取を行っている奈良のポニーの里さん

オウバクは生薬の中でも、栽培期間が長い植物。

キハダから十分なオウバクが採れるようになるまでは、20年もかかります。

そんなキハダの苗木を作り、植樹し、オウバクの採取を行っているのが奈良のポニーの里ファームさん。

もともとは

「乗馬セラピーを通じて、障がいのある人もない人も健やかに共生できる社会をつくりたい」

という思いのもとに設立された団体でしたが

ハンディキャップのある方の雇用をうむため、農業の6次産業化事業に着手されたそう。

その中のひとつにキハダの植樹も行われており、昨年の夏に訪問させていただきました。

シーズン中はチェーンソー持参で山に毎日入り、キハダを採取するとのこと!

※採取したキハダを乾燥させている様子↑

このキハダを化粧品原料として使わせていただくことになり、エキス化はすでに終わっております。

びわの葉とともに、日本の伝統的な植物でもあるキハダの入った化粧水。

難関だった防腐をどうするか問題も納得いく処方の兆しが見え、仕上げの段階に入ってきています。

開発日記、引き続き書いていきますので、どうぞ今しばらくお待ちいただければと思います。(ぺこり)

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