こんばんは、MANARIの溝渕です。
夏になると増えるご相談のひとつが、肌に現れる「赤いプツプツ」
「あせもがでてきた!!!」
と思われる方が多いのですが、実は
「あせもっぽく見えて、そうじゃないケース」
も多いんです。
あせもと湿疹の違いや見分け方、そしてそれぞれにあったケアのポイントをお届けしますね。
あせもと湿疹、似て非なるもの
あせもとは、「汗腺が詰まることで起きる炎症」のこと。
●すごく小さな赤いプツプツ
●比較的サラッとした質感の発疹
●かゆみは軽度
が特徴です。
一方、湿疹(アトピー)は
「肌のバリア機能低下し、体の中にあるゴミが出口を求めて出てくる」免疫反応
●ブツブツと盛り上がったようなふくらみ
●強いかゆみ
を伴います。
「あせも」なのか、そうでないのか判断に迷ったら、あせもの画像検索してみてください。
あせもの出方は特徴的なのでわかりやすいです。
汗きっかけに、湿疹が広がる
ただのあせもと思っていても、実は
「汗が引き金になって、湿疹が進行しているパターン」
は非常に多いです。
汗で肌がふやけると、菌が繁殖しやすくなり、肌のバリア機能が低下。
そうすると、その部分が「出口」となって、過酸化脂質などの体内のゴミが排出される・・・
特に
●過酸化脂質などの体内ゴミが多い方
●ステロイドでゴミの排出を一時止めてきた経験がある方
に多くみられます。
汗→湿疹(一次災害)
→かゆみ→かきこわし→菌の氾濫(二次災害)
→さらなるかゆみ→かきこわし→とびひ(三次災害)
・・・とエスカレートしていくリスクをはらむので、悪化前に早めの対策は重要だと思います。
下記の観点からケアをされてみてくださいね。
夏の肌を守る3つの柱
(1)汗対策
- 綿100%など、通気性のよい衣類を
- 汗をかいたら、こまめにふいたり、シャワーをあびたり、清潔に
(2)食の見直し
過酸化脂質を増やさない食生活を
(揚げ物や植物油のとりすぎに注意)
※詳しくはこちら
(3)スキンケア
- ただのあせもの場合:軽い保湿でOK(EVクリームは薄づき)
- 湿疹の場合:バリア機能の補強のため、しっかり保湿
(夜のお風呂上がりや朝など、2回ぐらいぬるのがおすすめ)
どちらの場合も、EVクリームクールが最もおすすめです。(4歳未満はベース)
春の解毒・花粉・黄砂などで肌あれが長引き、そのまま汗の季節に入ると、肌あれが悪化しとびひになりやすくなります。
すぐさま、あせもと決めつけずまずは観察し、肌の奥で何が起きているのか感じていただき、やさしくいたわってあげてくださね^^
最後までお読みいただきありがとうございました!