乳幼児アトピーに悩むママへ
食用油にご用心、過酸化脂質という体内ゴミ
「湿疹とは体内ゴミの排出現象である」ということを前回お伝えしましたが 特に不飽和脂肪酸と活性酸素が結びついた 「過酸化脂質」 はもっとも体内ゴミになりやすく、肌に影響を与えやすいと考えています。 2018年当時4歳だった娘の湿疹に使っていたステロイドを完全にやめたあと、娘の食と湿疹の因果関係を観察していくと 決まって揚げ物を食べた夜中、特にひどくブツブツが出てかきむしる ことに気がつきました。 「湿疹の原因は油ではないか?」 という仮説ができ、各種セミナーに出たところ、「過酸化脂質」にたどりついたのでした。 過酸化脂質を避ける食生活は、外食がほぼできない、買えるおやつが限られるという苦労がものすごくありましたが 徹底して行ったところ、効果抜群。 さらにこの過酸化脂質は、現代人が気づかぬうちにたくさん摂ってしまうものの一つ。 シミやシワの原因にもなるため、気をつけておきたいところです。 少し専門用語が入りますが、肌あれやアトピーでお悩みになっている方はひとつの突破口になる可能性がありますので 「過酸化脂質の影響や対策」 についてまとめていきたいと思います。 少しでも参考になりましたら幸いです! 過酸化脂質になる油とは? 下図のとおり油は ●飽和脂肪酸 ●不飽和脂肪酸 に大別できますが 過酸化脂質になるのは「不飽和脂肪酸」の方。 不飽和脂肪酸は ●多価不飽和脂肪酸 ●一価不飽和脂肪酸 にわけられ、多価不飽和脂肪酸は 「PUFA(プーファ)」 と呼ばれます。...
食用油にご用心、過酸化脂質という体内ゴミ
「湿疹とは体内ゴミの排出現象である」ということを前回お伝えしましたが 特に不飽和脂肪酸と活性酸素が結びついた 「過酸化脂質」 はもっとも体内ゴミになりやすく、肌に影響を与えやすいと考えています。 2018年当時4歳だった娘の湿疹に使っていたステロイドを完全にやめたあと、娘の食と湿疹の因果関係を観察していくと 決まって揚げ物を食べた夜中、特にひどくブツブツが出てかきむしる ことに気がつきました。 「湿疹の原因は油ではないか?」 という仮説ができ、各種セミナーに出たところ、「過酸化脂質」にたどりついたのでした。 過酸化脂質を避ける食生活は、外食がほぼできない、買えるおやつが限られるという苦労がものすごくありましたが 徹底して行ったところ、効果抜群。 さらにこの過酸化脂質は、現代人が気づかぬうちにたくさん摂ってしまうものの一つ。 シミやシワの原因にもなるため、気をつけておきたいところです。 少し専門用語が入りますが、肌あれやアトピーでお悩みになっている方はひとつの突破口になる可能性がありますので 「過酸化脂質の影響や対策」 についてまとめていきたいと思います。 少しでも参考になりましたら幸いです! 過酸化脂質になる油とは? 下図のとおり油は ●飽和脂肪酸 ●不飽和脂肪酸 に大別できますが 過酸化脂質になるのは「不飽和脂肪酸」の方。 不飽和脂肪酸は ●多価不飽和脂肪酸 ●一価不飽和脂肪酸 にわけられ、多価不飽和脂肪酸は 「PUFA(プーファ)」 と呼ばれます。...
湿疹とは?ステロイドとの関係性とは?
今年度から小4になる娘ですが、これまでに2回にわたる長期の肌あれがあり、どちらも生活習慣の見直しと植物療法を基盤としたスキンケアで改善してきました。 その経過から見る「養生ポイント」も、メルマガでお伝えしていきたいと思います。 本日のテーマは 「湿疹とは体内ゴミの排出現象」 「湿疹やかゆみとは何か?」を考えるヒントとなれば幸いです!
湿疹とは?ステロイドとの関係性とは?
今年度から小4になる娘ですが、これまでに2回にわたる長期の肌あれがあり、どちらも生活習慣の見直しと植物療法を基盤としたスキンケアで改善してきました。 その経過から見る「養生ポイント」も、メルマガでお伝えしていきたいと思います。 本日のテーマは 「湿疹とは体内ゴミの排出現象」 「湿疹やかゆみとは何か?」を考えるヒントとなれば幸いです!
ワセリン(鉱物油)と植物油の違いを知っておこう
病院で軟膏として処方されたり、ドラッグストアで目にする「ワセリン」 安価で流通量も多く手に入りやすいですが、メリットデメリット双方あり 植物オイルを主成分とするEVクリーム含むオーガニッククリームと、石油を主成分とする鉱物オイル(ワセリン)では明確に違いがあります。 それぞれの違いを知っておくと選びやすので、両者の特徴やスキンケアに使用する際の選び方をお送りいたします! 鉱物油は「皮膜材」 ミネラルオイル、鉱物油、流動パラフィン(医薬部外品表示)、ワセリン(製品名)・・・ 名称は違えど、これらは全て同じもの。 石油から不純物を取り除いて得られる無色透明の液状の成分です。 <鉱物油のメリット>は・・・ ●値段が大変安い ●低刺激 ●酸化しにくい/安定性が高い/乳化しやすい という点。 ゆえに、市販コスメにも病院で処方される軟膏にも本当によく使われます。 ただこの鉱物油、知っておくべきことがあります! それは、肌の油分を補うというより、「肌に膜を張る皮膜材」ということ。 肌にぴったりと油膜をはるので、外部の刺激を遮断しやすく肌の水分蒸発を防ぎますが、なにせ密着力が強い! 熱がこもり、汗の出口をふさぎ、夏は特にかゆみが出やすくなりがち。 また、クレンジングでは落としきれず肌に残ることも。そうなると毛穴づまり、黒ずみの原因となります。 さらに、人の皮脂や汗をえさにして育つ「皮膚常在菌」が棲みにくい肌環境となるので、その観点でも長期使用は注意が必要となります。 肌なじみよく、抗炎症・抗酸化作用のある植物オイルを上手に利用 鉱物油と違い、植物油は人の皮脂の脂肪酸組成に近い構造。 ゆえに下記のような性質を持ちます。 <植物油のメリット> ●肌に浸透し、なじみやすい ●肌を柔らかくする(エモリエント効果) ●「ほどよく」油膜をはり、肌を保護する...
ワセリン(鉱物油)と植物油の違いを知っておこう
病院で軟膏として処方されたり、ドラッグストアで目にする「ワセリン」 安価で流通量も多く手に入りやすいですが、メリットデメリット双方あり 植物オイルを主成分とするEVクリーム含むオーガニッククリームと、石油を主成分とする鉱物オイル(ワセリン)では明確に違いがあります。 それぞれの違いを知っておくと選びやすので、両者の特徴やスキンケアに使用する際の選び方をお送りいたします! 鉱物油は「皮膜材」 ミネラルオイル、鉱物油、流動パラフィン(医薬部外品表示)、ワセリン(製品名)・・・ 名称は違えど、これらは全て同じもの。 石油から不純物を取り除いて得られる無色透明の液状の成分です。 <鉱物油のメリット>は・・・ ●値段が大変安い ●低刺激 ●酸化しにくい/安定性が高い/乳化しやすい という点。 ゆえに、市販コスメにも病院で処方される軟膏にも本当によく使われます。 ただこの鉱物油、知っておくべきことがあります! それは、肌の油分を補うというより、「肌に膜を張る皮膜材」ということ。 肌にぴったりと油膜をはるので、外部の刺激を遮断しやすく肌の水分蒸発を防ぎますが、なにせ密着力が強い! 熱がこもり、汗の出口をふさぎ、夏は特にかゆみが出やすくなりがち。 また、クレンジングでは落としきれず肌に残ることも。そうなると毛穴づまり、黒ずみの原因となります。 さらに、人の皮脂や汗をえさにして育つ「皮膚常在菌」が棲みにくい肌環境となるので、その観点でも長期使用は注意が必要となります。 肌なじみよく、抗炎症・抗酸化作用のある植物オイルを上手に利用 鉱物油と違い、植物油は人の皮脂の脂肪酸組成に近い構造。 ゆえに下記のような性質を持ちます。 <植物油のメリット> ●肌に浸透し、なじみやすい ●肌を柔らかくする(エモリエント効果) ●「ほどよく」油膜をはり、肌を保護する...